拡張カードとは?

拡張カードとは、自分が使っているパソコンに機能不足を感じたとき、新しい機能をパソコンに追加することができるカードのことです。テレビチューナーカードやサウンドカード、LANカードなどがあり、パソコンの拡張スロットに余裕がある状態であれば、追加することができます。ただ今日では、サウンドやLAN、USB等の機能はマザーボードにオンボードとして搭載されていることが多く、そういったカードは必要でない場合も多いです。

※写真はテレビチューナーカードです。

TVチューナーカード

拡張カードの種類

サウンドカード

パソコンに音声を入出力する機能を持つカード。5.1チャンネルサラウンドをサポートする物やデジタル入出力のサポート、カード専用のリモコンをサポートする物もあります。
クリエイティブメディアのサウンドブラスターシリーズは、3Dゲームをする人ならば、知っている方も多いと思いますが、EAXという5.1チャンネルのスピーカーを利用し、音の立体感をリアルに再現する機能を持っています。
オンボードでは物足りない、音質にこだわる人などはサウンドカードを拡張カードとして使用するといいかもしれませんね。

テレビチューナーカード

パソコンに装着することで、テレビを見ることができる拡張カードです。パソコンにカードを装着し、ケースの外側に出た入力端子にテレビのアンテナ線をつなぐことでテレビが映ります。また、ビデオを見ることも可能です。
機能としてはiEPGサイトを利用した番組予約。これは番組表の見たい番組を押すだけで、録画予約できる機能です。他には追っかけ再生といって、番組を録画している最中に、その番組を初めから見ることができます。つまり、録画しながらその番組を見れるということです。また、普通にテレビを見ていてる途中にトイレに行きたくなったときなどに、ビデオを見ているかのように一時停止して、数分たってから、普通に続きを見れるなんて機能を持つものもあります。
選ぶときは、ハードウェアエンコードに対応しているか、ソフトウェアエンコードにしか対応していないかを確かめる必要があります。ハードウェアエンコードに対応している場合は、CPUの性能をそれほど必要としないませんが、ソフトウェアエンコードにしか対応していない場合はCPUの性能がかなり必要なので、高いCPUの性能が必要となってきます。あとは、MPEG(エムペグ)4に対応していると録画した時のファイルサイズを小さくすることができるため、ハードディスクに余裕ができるので空き容量に悩まされることはありません。

LANカード

パソコンをインターネットに接続するために必要な拡張カードの事。今は、ほとんどマザーボードにオンボード機能として搭載されているため、別途購入する必要はほとんどありません。カードによって対応している通信速度が違い、10Mbps、100Mbps対応の物や、Gigabit Ethernet(ギガビットイーサネット)という1Gbpsの通信速度に対応した製品もあります。

USB2.0インターフェースカード

USB2.0インターフェースカードは主に外付け周辺機器(外付けハードディスクや外付け光学ドライブなど)を接続したいが、パソコンに接続用のコネクタが足りない時に、このカードを増設することにより接続を可能にすることができます。USB2.0とはUSBの後継規格の事です。転送速度はUSB1.1の12Mbpsの40倍の480Mbpsあり、外付けハードディスクなどを使う時はその速さを実感できると思います。また、USBに対して下位互換性があるので、USB2.0のカードに昔のUSB機器を接続して使うことも出来ます。普通のPCIスロットに挿し込みドライバをインストールすることにより使用することが可能です。

USB3.0インターフェースカード

USB2.0の次世代の規格がUSB3.0です。転送速度が、USB2.0が480Mbpsに対し、USB3.0の最大速度は、5Gbps(単純には10倍)となっています。下位互換性があるので、USB1.1やUSB2.0の機器を接続して使うことができます。ただ、転送速度は、遅いほうの速度に合わせられます。

eSATAインターフェースカード

こちらも外付け周辺機器を接続したい時などに増設することにより、高速なeSATAを使用を可能にするカードです。その転送速度はUSB2.0の2倍以上で、プラグアンドプレイやホットプラグに対応している製品もあります。他にはデュアルOS環境を外付けハードディスクで構築して、起動させるというようなことが出来るカードもあります。

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