ハードディスクドライブとは?

ハードディスクドライブとは、データを記憶したり読み出しをするための補助記憶装置です。ATAやSerial ATAがあり、ハードディスクドライブの種類によって、記憶容量や転送速度の差があります。主記憶装置は電源を切るとデータが消えてしまうので、電源を切る前にこのハードディスクドライブに保存することにより、データをパソコン内に保持することができます。

※一般的にはハードディスクと呼びます。また、HDDと表されたりもします。

ハードディスクドライブ

知っておきたいハードディスクドライブの基礎知識

ATA(エーティーエー、アタ)

パラレル方式のデータ転送を行う規格です。ATA100やATA133などがあり、数字が大きいほどデータ転送が速くなっています。マザーボードとハードディスクの対応転送速度が違う場合でも動作しますが、遅いほうの速度しか出ないことになります。
1つのコネクタにプライマリ、セカンダリの2つのデバイスを取り付けることができます。

Serial ATA(シリアルエーティーエー)

ATAは1つのコネクタにプライマリ、セカンダリの2つのデバイスを取り付けることができるのに対し、Serial ATAは1つコネクタに1つのデバイスしか取り付けることができません。ですが、ケーブルがATAよりもとても細くパソコンを組み立てるときには便利です。あと、電源コネクタもATAとは違うので注意が必要です。

プラッタ

ハードディスクの中に入った磁気ディスクのことをプラッタといいます。1つのハードディスクに数枚のプラッタが入っていて、例えば1枚20GBのプラッタが2枚入っていると40GBのハードディスクになります。1枚のプラッタに記録できる容量が大きいほど密度が高いので、アクセス効率がよくなり、データの読み書きが高速になります。

キャッシュ

ハードディスクはメモリに比べてデータの読み出しが低速なので、使用頻度の高いデータをメモリに保存することで、データの読み出しを速くすることができます。ハードディスクに搭載されたそのメモリのことをキャッシュといいます。

RAID(レイド)

複数のハードディスクにアクセスを分散させることで、高速化や安全性を高めることができる技術の事です。RAIDには、RAID0(ストライピング)やRAID1(ミラーリング)などがあります。RAID0は複数のハードディスクに均等にデータを保存することにより高速化することができ、RAID1は複数のハードディスクに同じデータを保存することによって、万が一ハードディスクが壊れてもデータを失わずにすむというメリットがあります。RAID0とRAID1を組み合わせた、RAID0+1などもあります。

ハードディスクドライブメーカーとその製品

日立

Ultrastar A7K1000
フォームファクタ(3.5型)
記憶容量(1.0TB・750GB・500GB)
回転速度(毎分7,200回転)
インターフェース(SATA)

Deskstarシリーズ
フォームファクタ(3.5型)
記憶容量(40GB~1.0TB)
回転速度(毎分7,200回転)
インターフェース(SATA、PATA)

Seagate(シーゲイト)

Barracuda 7200.11
フォームファクタ(3.5型)
記憶容量(1.0TB・750GB・500GB)
回転速度(毎分7,200回転)
インターフェース(SATA)

Barracuda 7200.10
フォームファクタ(3.5型)
記憶容量(200GB~750GB)
回転速度(毎分7,200回転)
インターフェース(SATA、PATA)

WesternDigital(ウェスタンデジタル)

WD Raptor
フォームファクタ(3.5型)
記憶容量(150GB・74GB・36GB)
回転速度(毎分10,000回転)
インターフェース(SATA)

WD Caviar GP
フォームファクタ(3.5型)
記憶容量(1.0TB・750GB・500GB)
回転速度(毎分10,00回転)
インターフェース(SATA)

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